検見川ハウス管理組合 理事長 深沢久様
修繕分科会会長 谷口吉久様
修繕専門委員 吉川頌三様
「総戸数422戸、エレベーター12基の大規模リニューアル工事。ポイントは価格と工期です。エステムさんは1基当たりの工期が18日でした。」
JR京葉線検見川浜駅近くの総戸数422戸の大規模集合住宅。12基のエレベーターのリニューアルを実施。理事会での決定から業者選定、工事を経てリニューアルが完成するまでの流れを管理組合の方々にお聞きしました。

― 最初に、エレベーターシステムとどのようなお付き合いをなさっているか教えていただけますか。
検見川ハウスは、422戸の分譲住宅で、任期1年で毎年管理組合の理事を選出しています。エレベーターのリニューアルは前期の理事会で決定し、次期の修繕専門委員が工事に立会いました。今回のリニューアルでは、エレベーター12基の工事を行いました。エステムさんには、2012年の1月から6月の間にエレベーター12基のリニューアル工事をお願いして、現在は、メンテナンスでお世話になっています。
議論を重ねてエステムに発注を決定
― これだけ大規模だと総会を通すのも簡単ではありませんね。
そうですね。大きな工事になりますから、住民の方々に理解していただく必要があります。しかも、新しい業者にお願いするわけですから、しかるべき説明が必要です。仮に最初に工事をした業者に頼むとしたら誰も疑問に持たないと思います。または、誰もが知っている大手企業に頼む場合も同様かもしれません。しかし、失礼な話ですが、ほとんどの人はエレベーターシステムズ(以下、エステム)という会社を知りません。ですから、理事会で業者を決定するまで議論を重ねましたし、決定後の住民説明会には、エステムさんにも来ていただきました。
― リニューアルにあたって、どのような手順で業者決定をしましたか?
まずは、最初にエレベーターを設置した業者に声をかけて見積を貰いました。その価格が安いとは思えなかったので、理由をお聞きしました。すると、古いエレベーターなので部品がないとの理由で、全面取り換えの提案しかありませんでした。そこで、他の業者にも声を掛けましたが、同じような返答でした。社内の安全基準上、他社が取り付けた部材・部品を使いたくないという事情はわかります。しかし、大規模な住宅で修繕積立金を潤沢に持っているところは少ないと思います。私たちも同様で、コストを抑えたいという事情がありました。そんな時に、エステムさんを知って、声を掛けました。すると、私たちの期待する回答をいただくことができたという流れです。
発注決定は価格の安さと工期の短さ
― どのようにしてエレベーターシステムズをお知りになりましたか?
以前の理事の一人が勤めていた会社で、物流倉庫のエレベーターをエステムさんが納入したことがあると紹介されました。
― エレベーターシステムズの最初の印象を教えてください。
エステムさんのことを知らなかったので、会社の紹介をきちんとお聞きし、実際に問題なく工事ができるかどうかを確認しました。誠実な回答をいただきましたが、確認のために大規模マンションの施工事例である横浜パークタウンの現場も見に行きました。きちんと工事が完了するという点において、私たちにも責任がありますので、失礼ながら与信調査などもさせていただきました。エステムさんの本社にも伺って、社長さんとも話をさせていただきました。その上で、慎重に業者決定をしましたが、エステムさんは一貫して好印象でしたね。
― 他社との比較はどのようになさいましたか?
ポイントは、価格と工期です。具体的には、他社からの回答は、全撤去リニューアルで1基当たりの工期が、1.5か月から2か月、その間に完全停止は1ヵ月から1.5か月でした。エステムさんは、準撤去リニューアルで1基当たりの工期が18日でした。納期が短いということと価格の安さに注目しました。
― 発注決定要因を教えてください。
住民に不便をかけないようにするのが業者選別の最優先事項でした。特に、検見川ハウスは大規模で一番高い棟では14階建です。エレベーターが停止すると階段を利用するしか上り下りの手段がありません。高層階にお住まいの方に長期間階段を使っていただくわけにはいきません。また、車いすをお使いの方に至ってはなお更です。エレベーターの完全停止期間が短いこと、そしてコストが安いことが条件でした。両方ともにエステムさんのご提示が最もよかったので決定につながりました。
12基すべてを工期通りに完了
― 不安に思うことはありませんでしたか?
それまでに十分に会社の説明を聞いていましたし、施工済みの現場も見ていたので完成にあたっての不安はありませんでした。
― エレベーターシステムズからはどんな提案がありましたか?
リニューアルにあたっての仕様はエステムさんの提案を受けました。こちらの要望はできるだけ使える部分は使っていただき、効率的に工事をしていただくということでした。既存の設備・部材を利用できるのは、エステムさんがハンドメイドの部品を作ることができるからだと思います。この点が、他社よりも大きなコストダウンを可能にしている理由だと理解しています。
現場の方々の態度が礼儀正しくあいさつが気持ちいい
― 実際の工事が開始されて、どんな印象をお持ちでしたか?
現場の方が礼儀正しく、きちんと挨拶をしてくれて評判がよかったですね。合計12基のエレベーターをリニューアルしましたので、半年以上のお付き合いになりましたが、すべて工期通りに工事をしていただきました。その中で、残業をする日もありましたが、18時以降は音を出さない工事にするように配慮していただき、朝はこれから工事をはじめますとご連絡をいただいていたので、住民からの苦情はなかったですね。
― 工事中に、どんな確認作業をなさいましたか?
工事期間中は、毎日現場に立ち会っていました。もちろん、工事への不安ではなく、住民への対応、住民の安全確保のためです。クレーンの出入りのために、自家用車を移動していただくなど、住民との調整と段取りが必要でした。また、工事中に住民の事故が起きないように注意を促す意味もありました。
「もっと早くリニューアルしておけばよかった。」という声も
― 工事を終えてみての感想をお話しください。
毎分60メートルが90メートルになったのですから、ずいぶんと早くなったと感じます。音も断然静かです。他にも、LED照明で夜間も明るいですし、何よりコンピューター制御になったので、安心感も違います。工事中のエレベーターの完全停止は不便だと言っていた人まで「こんなによくなるなら、もっと早くリニューアルをしておけばよかった。」という話をしていましたね。

― エレベーターシステムズのいいところを教えてください。
次の3点を挙げることができます。
①既存の設備・部材を使用するので効率的に工事をすることができる
レールなどを取り換える場合は、躯体に関わるので大規模な工事になり、コストも上がります。この点、エステムさんは部品をハンドメイドできるので、リニューアルに強いのだと思います。
②完全停止の期間が短い
何よりエレベーターが使えない期間が長いと生活が不便になります。すると、マンションの場合反対意見が多くなることが予想されます。完全停止の期間が短いというのは、大変な強みだと思います。
③現場員の作業態度が良い
大規模な工事になりますので、お付き合いも長くなります。その間、礼儀正しい現場員の方に工事をしていただくと、住民の方々の印象もよくなります。
大規模なリニューアルは事前に住民アンケートを実施すると有効
― これからエレベーターのリニューアルを検討している管理組合の方にアドバイスをお願いします。
どこのマンションも積立金の使い方には苦慮されていると思います。ですから、新しい業者にお願いする時は、慎重に検討をするべきだと思います。
検見川ハウスでは、エレベーターのリニューアルを決定する前に、住民にアンケートを取りました。その結果、工事に対してどんな不便・不安を感じているのかを把握できましたので、リニューアルのスペックを固めていくのがスムーズでした。エレベーター工事の前には、住民の方々の声を聞くことが大切ではないかと思います。
― これからエレベーターシステムズにどんなことを期待しますか?
さらにデザイン力を高めて、魅力的なエレベーターを作っていただきたいですね。様々な発注者のニーズに対応できるデザインの品ぞろえをして、どんどん、マンションの実績を増やしていただきたいと思います。 また、今後のメンテナンスにも一層の努力をしていただき、工事中と同じように住民とのより良い関係を築いていただきたいと思います。
