改修前の状況と問題点
Q1.改修前のエレベーターはどんな所がお困りでしたか?
7階建て店舗・住居併用の賃貸マンション、最上階がオーナー宅となっている当建物は築33年を経過し、過去に2回、外壁補修を中心とする大規模修繕を実施していました。
改修を行わなければならない項目としてエレベーターのリニューアルも懸案となっておりました。しかしながら大きな故障も無かったため、そのうちにと思い経年劣化を気にかけていたところ、エレベーターが停止階でずれて止まるなどの症状が発生し、その都度修理に費用を要する状況となりました。
メンテナンスを依頼していた方は、個人でメンテナンスを生業としていたため、簡単な修理はできますが、その修理費用も不明瞭でとても信頼できるものではありませんでした。ましてや、リニューアルをおこなうノウハウと技術力を持っていなかったので、最終的にはメーカーに依頼することとなり、メーカーに頼らなければならない状況でした。
そんな折にメーカーから通達があり、2016年を以て部品の供給が終了し、以後はエレベーターが使用できなくなるということでした。(いわゆる『エレベーターの2012年問題』というものです。)
メーカーにメンテナンスを依頼していなかったせいか、部品供給が終了するという通知のみで、こちらから積極的に働きかけなければ、リニューアル工事等の見積提案はメーカーからはなく、今後、どのようにエレベーターの安全性を確保していかなければならないかと悩んでいました。
適正価格と補助金制度の運用
Q2.なぜエステムに決めたのですか?
このような状況で、メーカーにリニューアルの見積を依頼したところ、説明資料や見積書は、プレゼン用マニュアルさながらで、ひな形通りのものでした。そして、改修工事なので割高となることは覚悟していましたが、予想の通り、大変高価な見積書でした。 いったいどこまで価格交渉が可能なのか、皆目見当がつきませんでした。
そんな中、ESTEMの営業マンから、突然の訪問を受けたのです。あまりのタイミングの良さに、メーカーの営業情報を察知して訪問してきたのかと思うほどでした。
これは、あとで解ったことですが、ESTEMの営業マンが、地道に既存建物のエレベーターをリサーチし、訪問営業を行っていて、当ビルのリニューアルの提案をしに来てくれたのでした。それでも半信半疑のまま、ESTEMの会社がどういう会社で、どのような実績であるのか話を聴き、まずは見積を依頼してみることにしました。
ESTEMの説明資料と見積書は、メーカーのパターン化されたひな形のようなものではなく、現状の把握がしっかりとされていて、当方のどこをどう改修すればよいか、その必要性や今後の安全性を確保するにはどうしたらよいか、しっかりとカスタマイズされた内容の見積書でした。
それは、リニューアル後の経年劣化を考慮し、使える部品はそのまま使用しつつ、メンテナンス面での効率性を考えた内容の見積書でした。
さて、問題は見積価格ですが、メーカーの見積書と項目をほぼ同じにした場合でも、カゴや扉なども取り替える全面リニューアルとする場合においても、ESTEMの見積書の方が低コストでありました。
加えて『国土交通省の既設昇降機安全確保促進事業』の補助金を受けることができる改修内容でした。
見積価格は、各社によりその会社規模や営業方針でランニングコストに差が生じるものですから、ある程度価格差が有ることは仕方のないことと思います。メーカーの価格が高くても、既設エレベーターを製造したメーカーであるが故の信頼性に勝るものはないと、納得さえもします。
ですが、メーカーに国交省の補助金制度のことを指摘すると、メーカーは国交省に補助金の申請すら行っておらず、当然のことながら補助金の承認を受けていないため、補助金は受けることはできないとのことでした。しかし驚いたのは、補助金で受けることができる分を値下げします。との回答でした。
一見、企業努力をして、お国の補助金を受けずともコストダウンさせていただきますと言わんばかりですが、補助金のことを知らないオーナーさんには、どのように対応して見積価格を決めていたのでしょうか?
改めて、適正価格とはなんなのか?必要以上に価格交渉を重ねコストダウンできたとしても、その企業に対する信頼性もダウンしていることは言うまでもありません。
その点、ESTEMは、終始一貫ぶれることはありませんでした。ESTEMの営業マンには、当方のメーカーとのやり取りをすべて話し、その上で貴社にとっての適正価格で最終金額を提示してくださいと伝えました。
もともと、ESTEMの見積価格がカスタマイズされた低コストの見積価格であり、かつ国交省の補助金制度を適用できるということで、ESTEMに決定しました。
改修工事で得たもの
Q3.改修後に良くなったところは?
リニューアル工事の着工にあたり、事前に工事工程の詳細な説明を受け、入居者への工事期間中のエレベーター運転停止の案内も、ESTEM営業マンが立ち会ってくれて、着工から完成まで、ノークレームで工事を終えることが出来ました。
乗り場三方枠、扉、カゴ内壁はシート貼りできれいになり、床も張り替えました。
天井はダウンライト付のLED照明で、内装が際立つようになり、操作パネルのボタンや階数表示の雰囲気とあいまって、密室となるエレベーター内の閉塞感がない、高級感あるエレベーターに生まれ変わりました。
着床時のショックや扉の開閉、作動時のノイズも少なくなり、スムーズな乗り心地となりました。
耐震補強などの防災対策や二重ブレーキをはじめとする安全装置を施すだけでなく、デザイン面でのリニューアルを行ったことで「おっ!新しくなったな!!」という喜びと、満足感を得ることが出来ました。
ESTEMについて
Q4.住民の方々の声は?
乗り場や内装が刷新されたことにより、二年前に行った大規模修繕時の外観と、カラーリングもマッチし、建物全体のイメージがよくなり、ステイタスのある建物になったと感謝されました。
戸開走行保護装置や地震時管制運転をはじめ、24時間遠隔監視システムといった安全性についても、信頼性のあるフォローがあり、安心・安全に利用できると好評です。
部品供給停止により故障してしまえば使用不可能となる危機的状況の既存不適格であったエレベーターが、安全装置や耐震補強などの防災対策を施したことで、改正建築基準法適合となりました。そして、意匠デザインもリニューアルしたことで、建物竣工当時以上のスペックを備えたエレベーターになりました。
今後は、ESTEMとフルメンテナンスの保守契約も締結し、長いおつきあいをさせていただくこととなります。ちなみに、メーカーの保守は3か月に一度の技術者の派遣による点検でしたが、ESTEMは毎月点検してくれます。メンテナンスコストも30%以上抑えることができたことを付け加えておきましょう。
車と同じように、乗り物であるエレベーターは、入居者をはじめ利用する方からすれば、安全・安心に乗ることができるのは、あたりまえと思っています。万が一事故があった場合、所有者がその責めを負わなければなりません。そして、それを維持管理していくのにかかる費用は所有者の負担です。
高速道路のトンネル内の崩壊など、道路や橋、地下に埋設された水道管やガス管といったインフラ設備の老朽化が問題となっている昨今、大地震などの自然災害への防災対策とあわせて、それらの修繕工事の緊急性が叫ばれております。
分譲マンションなどでは、建築物の修繕積立金をどのようにあてていくか、修繕の緊急性と合わせて業者の選定など、管理組合や住民の方との調整だけでも大変な作業となります。
一方、賃貸マンションを経営されているオーナーの方は、こういった作業の煩わしさは無いまでも、修繕に充てる費用はオーナーの負担だけで行わなければなりません。
さまざまな設備が耐用年数を迎えようとしている建物の場合、マンション経営のオーナーは、使えるものは故障するまで使いたい。というのが本音でしょう。
しかしその設備が、故障してからすぐに修理ができ復旧できる場合と、そうでないものがあります。
『エレベーターの2012年問題』を抱えているオーナーさんは、ぜひ、ESTEMのリニューアル工事を検討されることをお勧めいたします。
また、耐用年数を迎えていないエレベーターでも、既存不適格のエレベーターを所有されているオーナーさんも、防災・安全対策が叫ばれている状況下において、より安全・安心に利用できるエレベーターに改修して、万全のセキュリィティを備え、建物の付加価値の向上をされてみてはいかがでしょうか。
これらの問題やオーナーの悩みといったものに対し、ESTEMの企業理念は、ユーザーとオーナーの両方の立場を理解しているものだと、今回のリニューアル工事を通して、営業マンや工事に携わった方々を通して垣間見ることができました。

