車いす対応・バリアフリーエレベーターへの改修ポイント

2026年07月23日

エレベーターのバリアフリー改修ガイド

Q1.車いす利用者がエレベーターを快適に使うための主要な改修ポイントは何ですか?

主なポイントは3つあります。

一つ目は、車いすに乗ったまま操作しやすい低い位置に設置する「車いす専用操作盤」です。これには扉の開放時間を通常より長くする機能が含まれます。

二つ目は、かご内で方向転換が困難な場合に、後方の安全や乗場を確認するための「鏡(ミラー)」の設置です。

三つ目は、昇降中の身体への負担を軽減する「手すり」の設置で、本数や位置は要望に合わせて選択可能です。

Q2.視覚や聴覚に障がいがある方、高齢者の方への配慮として有効なオプションはありますか?

全ての人に優しい「ユニバーサルデザイン」の視点での改修が推奨されます。

具体的には、視覚障がい者向けとして各階への着床や扉の開閉を案内する音声表示、聴覚障がい者向けとして階数や進行方向、ドアの開閉状況、緊急時の案内などを視覚的に伝えます。そして挟まれ事故を未然に防ぐ「マルチビームドアセンサー」が効果的です。 また、足元の段差を解消する最新のインバーター制御を導入することで、着床精度が向上し、つまずきのリスクを大幅に軽減できます。

Q3.車いすの車輪が敷居の隙間に挟まるのが心配ですが、対策は可能ですか?

はい、「敷居間クリアランス(隙間)縮小」という対策が可能です。

かごの敷居と乗場の敷居の間の隙間を小さくするための部材を設置することで、車いすやベビーカーの車輪をスムーズに移動させることができ、落とし物の防止にもつながります。

さらに、かご内下部にステンレス製の「キックプレート」を設置すれば、車いすが接触した際のかごのキズやヘコみを防ぐことができます。

Q4.リニューアルを機に、かごのサイズを大きくしてストレッチャー等に対応できますか?

昇降路(シャフト)のスペースに余裕がある場合に限りますが、かごの奥行きを拡大したり、定員を増やしたりするリニューアル実績があります。

例えば、9人乗りから13人乗りに変更してストレッチャーが入るように改修した事例や、奥行きを5cm拡大した事例がございます。ただし、これには建物側の強度を十分に検証したうえで、エレベーター機器の全面的な交換が必要となります。

Q5. バリアフリー化を行うことの、建物オーナーにとってのメリットは何ですか?

高齢化社会においてバリアフリー対応は社会的な要求となっており、これに応えることは利用者の安全性と利便性を高めるだけでなく、建物の「資産価値の向上」に直結します。

ESTEMでは全メーカーの機種に対応しており、現場実測に基づいたオーダーメイドの設計が可能なため、既設の条件に合わせた最適なバリアフリー改修を適正価格で提案できます。

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