ハイネス北野田 三宅覚海様
「油圧式エレベーターに戸開走行保護装置を追加する工事ができたのはエステムさんだけ。工期も他社の半分でした。」
ハイネス北野田は、大阪府堺市にある分譲マンション。築26年を迎えてエレベーターのリニューアルを実施しました。住民の高齢化を見据えて、車椅子仕様、視覚・聴覚障がい者仕様のオプションを追加。業者の選定から工事終了と現在までのお話を、管理組合顧問でマンション管理士の三宅様にお聞きしました。
管理会社に頼らず、自主運営の分譲マンション
― 最初に自己紹介をお願いします。
三宅覚海(さとみ)と申します。元理事長で、現在はハイネス北野田の管理組合の顧問をしています。私はマンション管理士の資格を持っていまして、ハイネス北野田は、管理会社を入れずに自主運営を行っています。
― 物件の紹介をお願いします。
ハイネス北野田は7階建て総戸数38戸の分譲マンションです。築26年になります。

― エレベーターリニューアルを考えたきっかけを教えてください。
きっかけは、既設のエレベーターメーカーからメンテナンスの部品供給ができなくなるという連絡が来たことでした。今後の安全性も考え、エレベーターのリニューアルを検討しました。
大手メーカー2社とエステムからの提案をもとに住民アンケートを実施
― エステムをどのように知りましたか?
マンション管理士の人脈からの紹介でした。
― 発注先を決定するまでの経緯を教えてください。
まず既設のメーカーに見積もりを取りました。比較するためにエステムさんともう1社大手メーカーからも見積もりを取りました。各社に提案書を作成していただき、理事会にはかりました。その後に、3社に来ていただき、住民の方々向けの説明会を開催しました。説明会の後に、アンケートを実施しました。アンケートの結果を踏まえて、顧問マンション管理士の意見を理事会に提出しました。そこでエステムさんに決定しました。
エレベーターリニューアルのような大きな決議は、住民の方々から賛同を得ることが大切です。そのためには住民アンケートが最適だと思います。工事に入ってから「こんなはずではなかった」ということにならないように細心の注意が必要だと思います。
油圧式に対応した工法と工期、工事期間中のサポートでエステムに決定
― どのようなアンケートを実施なさったのですか?
アンケートは6項目で実施しました。
1:エレベーターのリニューアルに関する賛否
2:グレードと費用
3:工期の希望
4:工事の時期
5:説明会の出欠
6:ずばり、3社のうちどのメーカーがよいと思うか?
というものでした。
― アンケートですんなりと決まったのですか?
エレベーターのリニューアルに関しての反対意見はありませんでした。グレードに関しては、長期修繕予算の範囲内で、車椅子仕様、視覚・聴覚障がい者仕様のオプションを追加してほしいという意見が多く寄せられました。
工事をお願いするメーカーに関しては、既設のメーカーとエステムさんに意見が分かれました。
― どのように調整をしたのですか?
重視したのは、工法と工期、工事期間中のサポートです。
<工法と工期について>
ハイネス北野台のエベレーターは油圧式です。他の2社はマシーンルームレス(ロープ式機械室不要)の工事を前提に約1か月程度の工事期間でした。エステムさんからは、現在の油圧式を標準として約2週間の提案をいただきました。油圧式エレベーターのリニューアルで、建築基準法で定められている戸開走行保護装置(UCMP)と地震時管制運転装置の工事ができたのはエステムさんだけでした。
<工事期間中のサポートについて>
住民の方々から、エレベーターの停止期間中に荷物の持ち運びを手伝ってほしいという要望がありました。また、車椅子の方がいらっしゃるので、外出のサポートをお願いしました。エステムさんは、工事の期間中、スタッフの方を常駐させていただけるということでしたので、ここも大きなポイントでした。
住民投票は1戸あたり1票が原則ですが、エレベーターに関しては、1階と7階の住民の方では重要度が違います。これから高齢化社会に向かいますので、健常者と障がいをお持ちの方との1票の格差にも目を向ける必要があると思います。
総会へ議案を出すための業者選抜は理事会で行われます。理事会ではエステムさんを選抜し、総会でも最終結果として出席者全員が賛成し、正式にエステムさんに決定しました。
大手の半分の2週間で工事が完了
― 工事はどのように進みましたか?
約束通り2週間で完了していただきました。実際には、1日は点検に使いましたので、13日間で工事が完了したことになります。大きなトラブルはなく、順調に進んだと思います。
― 工事を終えて住人の方々の反応はいかがですか?
色や仕様は、リニューアル前のものに合わせていただきました。住民の方にも違和感がないし、なじみやすいと思ったからです。他のメーカー仕様でしたが、エステムさんには、希望通りの工事をしていただきました。明るくなった。ホテルみたいと喜んでもらっています。

― 不安に思うことはなかったですか?
私はありませんでした。しかし、まだエステムさんは、大阪での知名度が高くはないので、不安に思っていた住人の方はいたと思います。大手なら安心という考えも理解しています。一方で、メーカーの話だけを聞いて、比較しなければ高い買い物をしてしまうこともあります。実際、大手2社も当初の価格よりも下げた見積りを提出してきました。複数社で比較して、住民の方々の意見を聞いてリニューアル会社は決定するべきだと思います。
誠実な価格とサポート、圧倒的な工期の短さ
― エステムの強みだと思う点をお話しください。
1:工期が短い
工事は1日でも早い方が住民の方々の不便をなくすことができます。エステムさんは、土日も作業工程に入っているので、圧倒的に工事が短いですね。
2:工事期間中のサポート
エレベーターが1基のマンションでは、工事中に完全停止をしてしまう期間があります。上層階の方々は荷物を持って階段を使わなければなりません。車椅子の方は外出ができなくなりますので、住民のお手伝いをしてくれるスタッフの方が常駐してくれるのは心強いですね。
3:価格
当初よりエステムさんが最も安い価格を提示してくれました。他社は大幅に下げてきたりしましたが、逆に不誠実な印象がありました。

エレベーターリニューアルの下町ロケットに
― これから、エステムに期待することをお話しください。
技術力は高いので、大手企業に負けないように頑張っていただきたいですね。下町ロケットのように質の高い製品やサービスを多く世の中に提供していただきたいと思います。
― これからリニューアルをお考えの方にアドバイスをお願いします。
まずは、複数の会社から話を聞くほうがいいと思います。比較すると価格が下がるケースが多いと思います。
リニューアルをお願いする会社は住民のことを考えて決定するべきです。1階と上層階ではエレベーターに関する考えが違うので、それぞれの住民の方のご都合をお聞きして、最適なプランを選択する方がよいと思います。
発注する会社は、管理組合の事情を理解してくれる会社がいいですね。荷物運びのお手伝いのスタッフの料金は見積りになかったと思いますが、理事会としては、こうした細やかな対応は助かります。エステムさんはマンションのエレベーターのリニューアルを数多くこなしているので、お話がしやすいですね。
